本日、市議会閉会日。
議案の採決を行いました。

唯一、賛否が分かれた核兵器に関する
陳情について、私は賛成の立場から
討論しました。後述は、その全文です。

ランチはいつもの「カフェふわり」で(^^)

めったにスーツ姿で来ないので、
「議員さんみたい」と冷やかされました(^^;)

一応、議員なんですけどね…

10月9日(金)の11:00〜13:00頃
「カフェふわり」にワラビーくんが
来るそうです。

私、小林リキもきっと来るでしょう(^^)

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【以下、賛成討論全文】

15番、新翔会の小林リキです。

陳情3号

「日本政府に核兵器禁止条約に一日も早い
署名•批准を求め、今年11月に開かれる予定の
再検討会議にオブザーバーとして参加を
求める意見書の提出を求める陳情」について
賛成の立場から討論いたします。

核兵器は、ひとたび使用されれば、
広い範囲にわたって、
きわめて大きな被害をもたらします。
広島、長崎では、
多くのとうとい命が失われ、
生き残った被爆者の方々も、
長年にわたり、身体的、精神的な
苦しみをかかえてこられました。
私自身、核兵器について考えるとき、
今でも思い出すことがあります。
小学生のころ、
父の本棚に『長崎の証言』という
写真集がありました。
そこにおさめられていた写真は、
子どもの私にとって、
見るにたえないほど、
しょうげき的なものでした。
怖い。
見たくない。
それでも、
「本当にこんなことがあったのか」
「何が起きたのかを知りたい」
そんな思いから、
おそるおそるページをめくったことを、
今でも覚えています。

あれから半世紀以上がたちました。
しかし、あのとき写真をとおして知った、
核兵器が人間にもたらす現実は、
今も私の記憶から消れることはありません。
我が国は、
世界で唯一の戦争被爆国です。
広島、長崎で何が起きたのか。
その事実と被爆者の体験、
そして被爆地の思いを後世につたえ、
核兵器のない世界をめざしていくことは、
唯一の戦争被爆国である日本に
課せられた、
大切な責務であると考えます。

戦後81年を経た今、
戦争を直接体験した世代、
そして被爆を体験された方々が
少なくなっていく中で、
私たちは、過去の悲惨な歴史を
ふり返るだけではなく、
その記憶を未来に、
どうつないでいくのかを、
考えなければなりません。
核兵器のない世界を、
次の世代、
その次の世代へとつないでいく。
私は、そこに、
今を生きる私たちの責任が
あると思います。
一方で、我が国は現在、
日米安全保障体制のもと、
アメリカの「核の傘」、
いわゆる核抑止力に、
安全保障の一部をゆだねています。
その現実を無視して、
核兵器の問題を語ることはできません。

また、我が国をとりまく
安全保障の環境には、
核兵器禁止条約だけでは解決できない、
さまざまな課題があることも、
承知しています。
だからこそ、私は考えます。
安全保障上の現実があるから、
核兵器廃絶を語らないのか。

それとも、
その現実を見すえたうえで、
核兵器のない世界に向けて、
何ができるのかを、
考えつづけるのか。
唯一の戦争被爆国である日本だからこそ
その議論の中で、
はたすべき役割が
あるのではないでしょうか。

核兵器禁止条約への署名、批准についても、
我が国にとって、かんたんに判断できる
問題ではないことは、理解しています。

しかし、日本が
核兵器のない世界をめざすのであれば、
署名、批准をふくめて、
真剣に検討し、
国際社会における議論を
前にすすめていくことが、
大切だと考えます。

また、再検討会議に
オブザーバーとして参加することも、
核兵器廃絶に向けた
国際社会の議論に、
日本がかかわっていく、
一つの具体的な行動であると考えます。
そして、地方議会から国に対して、
核兵器のない世界の実現を求める
意思をしめすことにも、
意義があります。

埼玉県内でも現在、
40市のうち11市、
富士見市、八潮市、上尾市、新座市、
鴻巣市、春日部市、草加市、行田市、
東松山市、吉川市、桶川市の各市議会が、
同じ趣旨の意見書を
可決しています。

そして、私たちの蕨市も、
「平和都市宣言」をしています。

平和を願うことと、
現実の安全保障を考えることは、
どちらか一方をえらぶものではないと、
私は考えます。

広島、長崎から発せられてきた
被爆地の思いを受けとめ、
それを一つの地域だけの
問題とするのではなく、
私たち自身の問題として、
未来へつないでいく。

平和への願いを、
地方から国へとどけていくことも、
地方議会ができる、
一つの意思表示であると考えます。
ここで、あらためて、
考えたいと思います。

核兵器禁止条約への署名、批准は、
唯一の戦争被爆国である日本にとって、
越えなければならない
ハードルなのか。

それとも、
安全保障上、
踏んではいけない
「虎の尾」なのか。

私は、この二つを
単純に切り分けることは
できないと思います。
安全保障という現実を、
見ないふりをすることはできません。

しかし、戦後81年を経た今、
過去をふり返るだけではなく、
これからの未来を考えるならば、
私は、前者であるべきだと考えます。

越えることがむずかしいからこそ、
どうすれば越えられるのかを考える。
現実を無視して越えるのではなく、
現実を見すえながら、
越えるための道をさがしていく。

それが、唯一の戦争被爆国である
日本に求められている姿勢では
ないでしょうか。

そして、本陳情が、
どのような結果になろうとも、
そこで議論を終わらせてはならないと
思います。

大切なのは、
広島、長崎の記憶と、
被爆者の方々の思いを
風化させることなく、
唯一の戦争被爆国として、
核兵器のない世界に向けて、
何ができるのかを考え、
行動しつづけることです。

立場や考え方にちがいがあっても、
未来の世代に、
平和な世界を引きついでいくという
思いは、共有できるものだと、
私は考えます。

小学生だった私が、
怖いと思いながらも、
『長崎の証言』のページを
めくったように、
目をそらさず、
事実を知り、
考えつづけること。
過去から学び、
現実を見つめ、
そして、
未来に向かって行動する。

その一歩として、
本陳情を採択することに賛成し、
私の討論といたします。

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